今年の旅行者は海外旅行にお金をかける傾向にある
WTTC会長兼CEOのJulia Simpson(ジュリア・シンプトン)氏は、「旅行に対する需要が、かつてないほど高まっている」と述べる
スペイン、マドリード2023年1月24日PR Newswire-世界旅行ツーリズム協議会(以下、WTTC)とTrip.com Group が、デロイト トーマツと共同で発表した最新のレポートによると、旅行者の間で持続可能な観光(サステナブル・ツーリズム)に対する意識が高まっており、旅行者の69%が積極的に、持続可能な観光を優先したいと思っていることが明らかになりました(注1)。
このレポートでは、WTTCがグローバル旅行サービスプロバイダーであるTrip.com Groupと、その主要な旅行者ブランドであるTrip.com、Ctrip、Skyscannerと共同で、デロイト トーマツから得た追加データをもとに、昨年から2023年までの旅行・観光業界の最新トレンドを分析しました。
このレポート、「動き始めた世界:2022年から変化する旅行者の動向」から、旅行者は二酸化炭素排出量を削減した持続可能な観光に対する意識が高まっており、持続可能性が旅行を検討する際の重要な要素であることが示されています。
レポートに報告されている調査によると、旅行者の4分の3が今後、より持続可能な観光を検討しており(注1)、約60%がここ数年、より持続可能な観光を選択しています(注1)。
また別の調査では、高級志向の旅行者の約4分の3が、旅行をより持続可能なものにするために、より多くのお金を費やしたいと望んでいるという結果も出ています(注2)。
昨年は、2年以上にわたる旅行規制の後、2021年と比較して国際線の夜間の到着が109%増加したこともあり、旅行者たちの旅行熱が高まっていることを明らかにしました。
このレポートによると、昨年、旅行者は休暇プランのために予算を大幅に増やそうとしており、86%の旅行者が2019年と同額以上の海外旅行への支出を計画しており(注3)、中でも米国の旅行者が、多くの支出をする旅行者としてトップに挙げられています(注4)。
しかし、2023年は旅行者の支出額という点で、さらに良い状況になりそうです。世界的に、インフレや生活費に対する危機感があるにもかかわらず、旅行者の約3分の1(31%)が、今年は2022年よりも海外旅行に費用をかけるつもりであると回答しています(注3)。
さらに、デロイト トーマツの「Global State of the Consumer Tracker」によると、昨年夏に調査した、全世界の旅行者の半数以上(53%)が、向こう3カ月以内にホテルに宿泊する予定があると回答しています(注4)。
WTTC会長兼CEOのJulia Simpson(ジュリア・シンプソン)氏は、次のように述べています。「旅行を心待ちにしている人々の思いは、今やかつてないほど強くなっており、当社のレポートによれば、今年は旅行業界が大きく回復することが予想されます。2023年は、旅行・観光業界にとって素晴らしい年になりそうです。」
「持続可能性は旅行者の最優先課題となり、旅行者は自然を保護し、責任を持って旅行することに価値を見出しています。」
Trip.com Group最高経営責任者 Jane Sun(ジェーン・スン)は、次のように述べています。「旅行や観光は、世界経済を発展させ、雇用を創出、経済成長を促し、社会を貧困から救う大きな力になっています。」
「急速に成長する中産階級とダイナミックな経済に恵まれたアジア太平洋地域は、旅行業界の成長を生かし、世界経済のリーダーとしての地位を確立するのに好条件に位置しています。」
「2023年は、中国本土の旅行者を中心とした、世界的な旅行の再開と成長への前向きな流れを楽観的に捉え、世界の回復と発展を促進させていきたいと考えています。」
Deloitte Globalのトランスポテーションとホスピタリティ、サービス部門の部門長であるScott Rosenberger(スコット・ローゼンバーガー)氏は次のように述べています。「旅行は、より現代的な新しい旅行スタイル、持続可能な観光、ぜいたくな旅行などの需要に対応し、革新的な取り組みを行っています。」
「インフレに起因する経済的懸念の高まりも、そのペースを緩めることはありません。驚くほど旅行が優先され、柔軟でリモートな勤務形態が新しい機会を生み出しています。クライアントがこのような新しいトレンドを取り入れ、旅行者の記憶に残る体験を創造するために、私たちは積極的に協力しています。」
その他、レポートで明らかになったことは次の通りです:
· 2022年の、「太陽と海」のパッケージホリデーの売上は、前年比75%増となる見通し(注5)
· 昨年の夏季、ヨーロッパの太陽とビーチを目的地とした国際線到着者数は、2019年の水準をわずか5%未満で下回った(注6)
· WTTCが最近発表した「Cities Economic Impact Research」によると、2022年には主要都市への訪問者数が前年比58%増加し、2019年の水準を14%未満下回ると予想
· 特にラグジュアリーな休暇は人気が高く、高級ホテルの売上は2025年までに920億ドルに達する見込み(2019年は760億ドル)(注5)
· ある調査では、約60%の旅行者がカーボンオフセットをすでに支払っているか、または適切な価格の場合に検討していると回答している(注1)
さらに詳しい情報やレポートの全文をご覧になりたい方は、https://wttc.org/consumer-trends をご覧ください。
注記:
1Trip.com
2ヴィルトゥオーソ(virtuoso)
3スカイスキャナー(Skyscanner)
4デロイト トーマツ(Deloitte)
5ユーロモニターインターナショナル(Euromonitor International Ltd.)
6フォワードキーズ(ForwardKeys)
世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)について
旅行と観光の声。
WTTCは、政府や国際機関と協力し、雇用の創出、輸出の促進、繁栄のために旅行・観光業界の持続可能な成長を促進しています。WTTCのメンバーは、世界の主要な民間旅行・観光会社の会長、社長、最高経営責任者で構成されています。
詳細については、次のサイトをご覧ください: https://wttc.org/
Trip.com Groupについて
Trip.com Group(NASDAQ:TCOM)は、Trip.com、Ctrip、Skyscanner およびQunarをブランドに持ち、多彩な旅行商品をワンストップサービスでお届けするグローバル旅行サービスプロバイダーです。モバイルアプリ、ウェブサイト、そして24時間・年中無休対応のカスタマーサポートなど、Trip.com Groupの最新の取引プラットフォームを通じて、世界中のお客さまと各地の旅行事業パートナーとつながり、便利でお得な予約を提供しています。1999年に設立し、2003年のNASDAQ上場に続き、2021 年に香港証券取引所HKEXに上場(9961.HK)。「あらゆる旅を最高に」をミッションに、世界で最もよく知られている旅行サービスグループのひとつです。(https://group.trip.com/ )
デロイト トーマツについて
デロイト トーマツは、Fortune Global 500(R)の約90%と数千の非公開企業に、業界をリードする監査と保証、税務と法務、コンサルティング、財務助言、リスク助言サービスを提供しています。当社の専門家は、資本市場に対する国民の信頼を強化し、クライアントの変革と繁栄を可能にし、より強力な経済、より公平な社会、そして持続可能な世界への道を導くのに役立つ、測定可能で持続可能な結果を提供します。デロイト トーマツは175年以上の歴史をもとに、150以上の国と地域に展開しています。
デロイト トーマツ グループ (deloitte.com )で、デロイト トーマツの世界中の415,000人の従業員がどのように重要な影響を与えているかをご覧ください。
(日本語リリース:クライアント提供)
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