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  • CGTN:分析-中国経済の回復力が世界経済の回復見通しを後押し

  • 2023/03/28 15:35 公開  CGTN
  • 【北京2023年3月28日PR Newswire】過去3年、中国はワクチン接種を大規模に実施し、何度にもわたるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の波を乗り越えてきました。その結果、中国は世界で最も低い重症率と死亡率を維持しました。

    中国は絶えず変化する状況に対応するため、疫病の予防と制御を経済社会開発と連携させることによりCOVID-19対応戦略を最適化してきました。

    2023年初頭、中国経済は明るい兆しを見せており、世界の成長を牽引する能力を示唆する複数の動きが見られます。

    国家統計局(NBS)のデータによると、サプライサイドの重要な指標である中国の付加価値産業生産高は2023年の最初の2カ月に前年同期比で2.4%増加しました。

    デマンドサイドでは、消費、投資、対外貿易の重要指標が同期間に向上しました。消費財の小売売上高は3.5%、固定資産投資は5.5%それぞれ増加しました。

    ▽着実な経済成長

    消費者信頼感が徐々に回復し、消費促進政策が効果を発揮していることから、NBSは消費の回復が続くとみています。

    国内消費を刺激するため、政府は一般向けに購入バウチャーを発行し、消費促進フェスティバルを開始するなど、支援策を全国で展開しています。

    国務院によると、中国は引き続き、実体経済の促進、ハイエンド製造の推進、現代的産業システムの構築加速など、質の高い発展に重点を置きます。

    中国は着実な経済成長を目指しており、国内総生産(GDP)の目標を約5%に設定しました。

    NBSのFu Linghui報道官は22日の記者会見で、今年1-2月には回復に向けたリバウンドがあったものの中国は依然として個人消費を促し、持続的な景気回復の基盤を強化する必要があると述べました。

    中国人民銀行は3月27日から金融機関の預金準備率(RRR)を0.25パーセントポイント引き下げる予定です(すでに5%の率を実施している金融機関を除く)。引き下げ後、貸し手の加重平均RRRは7.6%程度に低下します。

    この措置は、実体経済に役立つ合理的で十分な量の流動性を維持し、内需を刺激するための資金支援を行うことが目的です。

    ▽困難な中でも安定成長

    中国経済は昨年、COVID-19が再び流行する中でも安定した成長を維持しました。

    NBSによると、中国のGDPは2020年に100兆元、2021年に110兆元という基準値を超え、2022年には史上最高となる121兆元(約17兆9500億ドル)に達しました。

    一方、付加価値産業の生産高は前年比3.6%増となりました。特に、ハイテク製造業と設備製造業の生産高はそれぞれ7.4%、5.6%増加し、力強い成長の勢いを示しました。

    過去3年、多くの困難があったにもかかわらず、中国は経済の安定を維持してきました。中国は2020年に世界で最も早く仕事を再開し、ビジネスを再開した国の1つであり、同年にプラスの成長を達成した唯一の主要経済国でした。

    北京の対外経済貿易大学の傘下にある中国WTO研究所(China Institute for WTO Studies)のLiu Bin教授は「中国はサプライチェーンや事業運営に対するパンデミックの影響を最小限に抑えることに取り組んできました」と述べています。

    経済成長を安定させるため、中国はインフラ投資への資金投入、市場事業体の光熱費削減、パンデミックの影響を強く受けた企業の財務負担を軽減する支援など、複数の政策を実施しました。

    Liu教授によると、中国の経済成長の回復は国際市場より速いと予想されており、これは世界経済回復への信頼を高めるために重要です。

    同教授は、世界貿易での中国の役割は大きいため、中国の経済回復は世界経済に活力を与えることができると述べました。

    税関総署のデータによると、2022年の中国の物品貿易総額は42兆700億元(約6兆2100億ドル)に達し、6年連続で世界1位になりました。

    これに加え、公式データによると、中国は14年連続して輸出で世界をリードしており、世界の輸出市場の14.7%を占めています。

    復旦大学管理学院のBai Rangrang応用経済学准教授は「中国は世界貿易で重要な役割を果たしているだけでなく、輸出もGDPの成長に大きく寄与しています」と述べました。

    同准教授は「それにより、昨年の家計消費と企業投資の落ち込みをある程度補うことができました」と述べ、その背景にある重要な要因は中国がより広く世界に開放されていることと指摘しました。

    分析:中国経済の回復力が世界経済の回復見通しを後押し-2023年初頭、中国経済は複数の進展とともに明るい兆しを示しており、同国が世界の成長を牽引する能力を持つことを示唆しています。CGTN(China Global Television Network)(https://news.cgtn.com/news/2023-03-24/Analysis-China-s-economic-resilience-boosts-global-recovery-prospects-1iqoD1NKydi/index.html )。

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