グローバルデジタルパワーフォーラム2023：カーボンニュートラルへの世界的な移行の中で通信事業者の成功を実現

【バルセロナ（スペイン）2023年3月2日PR Newswire】ファーウェイ（Huawei、華為技術）は、Mobile World Congress（MWC）2023でグローバルデジタルパワーフォーラム（Global Digital Power Forum）を主催しました。このフォーラムのテーマは、「Enabling Operator Success amid the Global Transition to Carbon Neutrality（カーボンニュートラルへの世界的な移行の中で通信事業者の成功を可能にする）」でした。オペレーター、業界リーダー、専門家が世界中から集まり、世界のエネルギーおよびICT業界に関する最新の洞察を交換しました。また、環境に優しく低炭素のエネルギーインフラストラクチャーのための革新的なソリューションとベストプラクティスも共有し、事業者がより環境に優しい未来の追求を成功させる方法について話し合いました。

ファーウェイ・デジタルパワー（Huawei Digital Power）のグローバルマーケティング・セールスサービス（Global Marketing and Sales Services）のプレジデントであるCharles Yang氏は、「Enabling Operator Success amid the Global Transition to Carbon Neutrality」という講演を行いました。同氏は、環境に優しい開発に関する世界的なコンセンサスにもかかわらず、事業者は引き続き課題に直面していることを強調しました。事業者は、依然として電力コストの上昇、二酸化炭素排出量の削減の難しさ、成長の停滞を目の当たりにしています。

ファーウェイは、デジタル技術とパワーエレクトロニクス技術を統合して、事業者がより環境に優しい未来を追求できるよう支援することに取り組んでいます。Yang氏によると、事業者はもはや単なるエネルギー消費者ではなく、カーボンニュートラルへの世界的な移行の中で生産者およびイネーブラーにならなければなりません。ファーウェイは、このジャーニーで事業者をサポートしたいと考えています。

＊エネルギー消費者：事業者は、各ワットがより多くの部分に電力を供給できるようにすることで、エネルギー効率を最大化してエネルギー消費を削減します。ネットワークは、インテリジェントな省エネおよび最適な休止技術を使用して、電力消費を削減します。テレコムサイトは、部屋からキャビネット、またはキャビネットから電柱まで簡素化され、サイトのエネルギー効率が最大97%向上します。データセンターは、無料の冷却とAIエネルギー効率の最適化を使用して、PUEを1.15に削減します。

＊エネルギー生産者：事業者は、エネルギーの生成と規制に参加して、インフラストラクチャーの価値を最大化します。事業者はPVシステムを導入したり、テレコムサイト、データセンター、キャンパスで、グリーンエネルギーを購入したりします。電気の使用量を一定に保つことで、電気代も削減できます。最後に、仮想発電所（VPP）の一部としてリチウム電池を使用することで、節約と収益を得ることができます。

＊エネルギーイネーブラー：事業者は、5G、AI、クラウド、IoTなどのデジタル技術を使用して、デジタル管理、インテリジェントなO&M、従来のエネルギーシステムと再生可能エネルギーシステムの両方の安定供給を実現します。ネットワーク全体のスケジューリングとAIベースの障害予測を可能にし、安全で安定した効率的なエネルギー供給システムの構築を支援します。

ファーウェイ・サイトパワー施設（Huawei Site Power Facility）のプレジデントであるYao Quan氏は、「Intelligent Site Power: A Key Enabler for Green and Low-Carbon Network（インテリジェントサイトパワー：グリーンで低カーボンネットワークの重要なイネーブラー）」に関する講演を行いました。同氏は、事業者が炭素排出量とエネルギー支出を削減して、カーボンニュートラルの目標を達成し、エネルギー価格の上昇に対応し、加速する5Gネットワーク展開に後れをとらないようにしていると説明しました。

ただし、従来のサイトパワーソリューションでは、総所有コスト（TCO）が高くなり、二酸化炭素を排出します。これは、ネットワークの進化を妨げ、事業者がカーボンニュートラルを達成するのを妨げます。これらの問題に対処するため、ファーウェイは「Intelligent Simplicity（インテリジェントシンプリシティー）」「Intelligent Greenインテリジェントグリーン」「Intelligent Saving（インテリジェントセービング）」を提供するインテリジェントサイトパワーソリューションを提案します。これらのインテリジェントサイトパワー ソリューションは、グリーンで低炭素のネットワークを開発するための重要なイネーブラーとして機能することで、事業者がカーボンニュートラルの目標を達成するのを加速するのに役立ちます。

ファーウェイ・データセンター施設・クリティカルパワービジネス部門（Huawei Data Center Facility and Critical Power Business Unit）のプレジデントであるSun Xiaofeng氏は、「Smart DC, Building the Green Future（スマートDCがグリーンな未来を構築）」に関する講演を行いました。世界はカーボンニュートラル、デジタル、インテリジェントの方向に進んでいます。このような状況では、データセンターはコンピューティング能力の指数関数的な成長をサポートするために、高いエネルギー効率、高いO&M効率、アジリティー、可用性を提供する必要があります。同氏は、あらゆる規模のデータセンター向けのファーウェイのソリューションと重要なパワーサプライソリューションを紹介しました。これらのソリューションは、グリーンでシンプル、かつスマートで信頼性の高いデータセンターを実現し、低炭素でインテリジェントな業界の発展を促進します。

専門家もフォーラムで講演し、エネルギービジネスにおけるグリーンICTに関するビジョンを共有しました。彼らのプレゼンテーションは登場順にリストされています。

＊UNFCCCグローバルイノベーションハブのプロジェクトエグゼクティブであるMassamba Thioye氏は、「Energy Transformation for a Net-Zero World（ネットゼロの世界に向けたエネルギー変革）」に関する彼の考えを共有しました。

＊Union Espanola Fotovoltaica（UNEF）事務局長兼Global Solar Council会長であるJose Donoso氏は「Trends of ICT Industry Use of Renewable Energy（再生可能エネルギーのICT産業利用の動向）」を共有しました。

＊GeSIのLuis Neves 最高経営責任者（CEO）「Trends of Thousands of Industries under Energy Transformation（エネルギー変革下における多数の産業の動向）」を概括しました。

＊OrangeのHerve Suquet上級副社長は「Lead the future - Orange Energy Challenge（未来をリードする－Orangeのエネルギー挑戦）」と題してプレゼンテーションを行いました。

＊Vantage Towersのエネルギー管理責任者であるAnastasios Koumparos氏は「Towers for Good – Enable a Greener Future（Towersは最後までグリーンな未来を実現する）」について講演しました。

＊K2のテクニカルディレクターであるFred Mitchell氏は「Practice of Building Green Data Center（グリーンなデータセンターの構築の実践）」について共有しました。

＊VerneGlobal FinlandのSeppo Ihalainen最高経営責任者（CEO）は「Towards Zero-Carbon Data Center（ゼロカーボンデータセンターに向けて）」と題する講演を行い、この中で同社のベストプラクティスを紹介しました。

MWC 2023のテーマはVelocity（速度）です。技術の進歩は加速しており、カーボンニュートラルがトレンドとなっています。ファーウェイはイノベーションへの投資を継続し、デジタルとパワーエレクトロニクス技術を統合し、世界中の顧客やパートナーと協力してカーボンニュートラルを加速していきます。私たちは共に、事業者がより環境に優しい未来を追求できるように支援します。