SHLメディカルとムーンレイク・イミュノセラピューティクスがソネロキマブ自動注射器を開発するために提携

ツーク、スイス、2023年5月11日 /PRNewswire/ -- 最先端のドラッグデリバリーソリューションの一流プロバイダーであるSHLメディカル（SHL Medical）は、新たなレベルの炎症治療を創造することに力を入れている臨床段階のバイオテクノロジー企業ムーンレイク・イミュノセラピューティクスと提携契約を締結し、SHLメディカルのMolly®自動注射器技術をベースとするムーンレイクのNanobody®ソネロキマブを臨床用および商用として供給するために自動注射器を開発することを発表しました。

ソネロキマブは、炎症箇所をより直接的に狙って、到達が難しい炎症を起こしている組織や関節に薬剤を届けるムーンレイク・イミュノセラピューティクスが試験研究中の抗IL-17 A/Fナノボディ技術です。約40kDaの分子であるソネロキマブは、患者中心の自動注射器など、自己注射器で患者が皮下に注入することができます。 ソネロキマブは、中等度から重度のプラーク型乾癬、不可逆的な組織破壊につながる重度の消耗性・慢性肌疾患である化膿性汗腺炎など、現在複数の症状用に臨床開発中です。

Molly自動注射器は、製薬およびバイオテクノロジー企業が初期投資を減らし、開発時間を短縮できるように開発された、市場で実証済みのモジュール式プラットフォーム技術です。 Mollyプラットフォームは成熟しており、特に自動注射器プロジェクトのリスクを抑えたい革新的なバイオテクノロジー企業にとって、信頼できるドラッグデリバリーデバイスソリューションとなっています。 Molly技術は、SHLメディカルの専門家チームと業界トップの取り組みによって何年もかけて改良されており、確かなプラットフォームに基づいて構築されたモジュールが患者の独立を可能にするという最終目標に向けていかに効率的で拡張可能な生産を実現するかを示しています。 現在まで、Molly自動注射器技術を活用した合計17のコンビネーション製品が69ヶ国以上で承認されており、皮膚や炎症の疾患など、注射可能な薬剤を必要とする幅広い治療分野で自宅治療を可能にしています。

契約の範囲内において、SHLメディカルはソネロキマブのドラッグデバイスプロジェクトをサポートするため、デバイス開発の専門知識、組み立てガイダンス、生産能力を提供する予定です。 この提携によって、堅牢なデバイスソリューションから生産およびアフターサービスのニーズまで、製薬およびバイオテクノロジーパートナーの自動注射器プロジェクトに付加価値をもたらす完全一体型のエンドツーエンドソリューションプロバイダーとして、SHLメディカルの能力に注目が集まっています。

「SHLメディカルとムーンレイクは、イノベーションを追求し、それを超えて価値を見出し、患者の生活を改善する新しい治療を届けたいという共通の情熱で結びついています」と、SHLメディカルのCEOであるUlrich Faessler氏は述べています。 「ソネロキマブは開発中ですが、ムーンレイクと連携することで、私たちはムーンレイクの臨床および商用ニーズを満たす戦略を実行することができます。 提携できることを嬉しく思っており、皮膚およびリウマチの炎症に対応する革新的なナノボディ技術を世界中の患者の皆さんにお届けできることを楽しみにしています。」

ムーンレイク・イミュノセラピューティクスのCTOであるOliver Daltrop氏は、次のように付け加えています。 「ムーンレイクは、臨床および商用のソネロキマブを提供するために先進的な自動注射器開発の世界的リーダーと提携できることを誇らしく思っています。 私たちはフェーズ3プログラムと商用対応の計画を積極的に進めており、SHLの専門知識によって、ソネロキマブに自動注射器フォーマットの導入をしやすくなるでしょう。これは承認されれば患者にメリットがあります。」

注： Nanobody®およびNanobodies®は、サノフィ社（Sanofi）の子会社であるアブリンクス社（Ablynx）の（登録）商標です。

SHLメディカル（SHL Medical）について

SHLメディカルは、自動注射器、ペン型注射器、多量かつ高粘度の処方に対応する革新的な特殊デリバリーシステムなど、先進的なデリバリーデバイスの設計、開発、製造における世界トップのソリューションプロバイダーです。 ドラッグデリバリーデバイスの最終組み立て、ラベリング、包装ソリューションを提供し、複雑なメドテックおよび産業製品の生産に対応する契約生産とエンジニアリングサービスも提供しています。

スイス、台湾、スウェーデン、米国に拠点を持ち、SHLメディカルの経験豊富な設計者やエンジニアは、世界中の製薬およびバイオテックの顧客向けに製品の強化や飛躍的な発明を行っています。 研究開発に多額の投資を行うことで、薬剤開発およびデジタル医療の継続的なイノベーションを支える、次世代のドラッグデリバリーシステムの幅広いパイプラインを強化しています。 例えば、多量かつ高粘度の処方に対応し、デジタル化で強化できる革新的な再利用可能およぶ使い捨て注射器を推進するなどしています。

詳細については、www.shl-medical.comをご覧ください。

ムーンレイク・イミュノセラピューティクス（MoonLake Immunotherapeutics）について

ムーンレイク・イミュノセラピューティクスは、患者のために成果を飛躍的に向上させるため、炎症治療に対応する試験研究中の新しいNanobody®技術、ソネロキマブの可能性を解放する臨床ステージバイオ製薬企業です。 ソネロキマブは、炎症を促進するIL-17A/A、IL-17A/F、IL-17F/Fダイマーを抑制することで、IL-17AおよびIL-17Fを抑制します。 ムーンレイクは、汗腺膿瘍や乾癬性関節炎など、ニーズが満たされていない炎症性疾患を中心に取り組んでいます。それらは世界中の何百万もの人たちに影響を与えている症状で、治療の選択肢の改善が求められています。 ムーンレイクは2021年に設立され、本社はスイスのツークにあります。詳細については、www.moonlaketx.comをご覧ください。

メディアのお問い合わせ

Carl Gillblad

企業広報

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