ノッティンガム(英国), 2023年3月14日 /PRNewswire/ -- アルブメディックス株式会社(以下、アルブメディックス)(英国ノッティンガム、現在はグローバルライフサイエンスグループ サルトリウス傘下)とハートシード株式会社(以下、ハートシード)は、2023年3月14日にヒト初回投与が始まったハートシードの心臓再筋肉化細胞治療薬 HS-001 においてリコンブミン® が不可欠な要素となっていると公表しました。
アルブメディックスは、高品質の組換えヒトアルブミン溶液の供給と開発におけるグローバルリーダーとして認められており、先進的な治療と次世代のバイオ医薬品を可能にすることを専門としています。 アルブメディックスとハートシードの共同研究は、HS-001治療における不可欠な賦形剤としてのリコンブミンの戦略的展開をサポートしました。 また、リコンブミンの機能的な利点は、心筋細胞球の形成をサポートし、輸送や流通の際に細胞の生存率を高めるために活用され、最終的に臨床での治療の実施をサポートすることになります。
このプロジェクトにおけるアルブメディックスとハートシードの提携は、アルブメディックスが先進的な治療法の実現を通じて、より良い健康づくりに取り組んでいることを示すものです。 ハートシードの新しいHS-001細胞療法の高い可能性は、同社の革新性が評価され、いくつかの賞を受賞したことで認識されています。
アルブメディックスの最高経営責任者であるJonas Skjødt Møller氏は、今回の発表について次のように語っています。 「先進医療の分野では進化が特徴ですが、ハートシード社のHS-001療法は、革命の可能性を示すものです。 我々は、リコンブミンがHS-001の開発において安全で一貫性のある重要な要素として使用されるという、緊密な協力関係の成功の結果を見ることができ、非常に嬉しく思っています。 組換えヒトアルブミン製品を通じて、真に革新的なバイオ医薬品の創製に貢献したいと考えています。この画期的な出来事は、我々のソリューションの力、そしてアルブメディックスに対する顧客の信頼を示すものです」
ハートシードの研究開発本部長である金子健彦博士は次のように述べています。 「この度、HS-001のヒト試験開始という節目を迎えられたことを大変光栄に思います。 当社の創業者でありCEOである福田恵一博士の功績を基に、当社の新しい心臓再筋肉化療法が成功すれば、心臓医療に革命をもたらすことになります。 アルブメディックス社の40年近くにわたるリコンビナントアルブミンに関する経験、および同社のリコンブミン製品ポートフォリオは、この新しい治療法の処方と製造をサポートする上で重要な役割を担いました。 アルブメディックス社との提携は、心不全患者の治療基準を向上させるという当社の目標達成に貢献します」
英国ノッティンガムを拠点とするアルブメディックスとハートシードの提携は、アルブメディックスのグローバルな事業規模に注目し、より良い健康状態を追求するための国際的な科学協力の重要性を強調するものです。
リコンブミン®(Recombumin®)について
リコンブミン®製品ポートフォリオは、商業的に入手可能で高品質な、動物およびヒト由来でないリコンビナントヒトアルブミンで構成されています。 リコンブミンは、多機能な賦形剤、補助剤、原料であり、その安定化特性は、販売されている複数のライフサイエンス製品での長年の使用を通じて検証されています。 アルブメディックスの高純度、安全、安定したリコンブミンは、研究開発からヒトへの応用に至るまで、あらゆる段階で先進的な治療法をサポートします。
アルブメディックスについて
アルブメディックスは、現在ライフサイエンスグループであるザルトリウス社の傘下にあり、技術革新に重点を置くバイオテクノロジー企業で、アルブミン対応ソリューションのリーダーとしてよく知られています。 より良い健康づくりを使命とするアルブメディックスは、約40年にわたる取り組みの中で、臨床開発段階と市販された治療薬の両方で、何百万人もの患者に安全な投与量をグローバルに提供するためにパートナーを支援してきました。 アルブメディックスのソリューションのポートフォリオには、世界で唯一のUSP-NF準拠の組み換えヒトアルブミン(リコンブミン®)、顧客中心のサービス、および独自の薬剤増強技術(ベルティス®)が含まれています。
ハートシード(Heartseed)について
2015年に設立されたハートシードは、心不全に悩む患者さんをサポートできる再生医療の実現に向けて、その知識と資源を投入しています。 ハートシードのHS-001療法は、同種iPS細胞由来の心筋細胞を心筋組織に直接移植するものです。 福田恵一博士がiPS細胞から心筋細胞を作製することを初めて報告したのは1999年で、ハートシードの治療薬HS-001のヒト試験への移行は、ハートシードの歩みに新たな局面をもたらし、再生医療で世界を変えることに近づいたと言えます。
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