イノベーションとサステナブルな移動手段を求めて変化と恒常性のバランスを探る
イリノイ州オルニー、2023年6月12日 /PRNewswire/ -- 折りたたみ自転車業界の先駆的存在である大手折りたたみ自転車ブランド、ダホン(DAHON)会長、デビッド・ホン(David Hon)博士は、今年、新型ダホン自転車向けに「デルテック(Deltec)」と呼ばれる特許技術を開発しました。 当特許技術は、屋内外にわたる広範なテストならびにライディングデータ分析を使って実証されています。 Deltecテクノロジーは、ダホン自転車に対して、市場に出回っている従来型のマウンテンバイクやロードバイクの性能を上回る比類のない強度と速度を可能にします。
またホン博士は、年内に、さまざまな種類の自転車機能と安全ソリューションに焦点を当てる光を4つの学術論文を発表する予定です。 これらの発表論文は、業界にとって、サイクリング技術の進歩に寄与する貴重な参考資料になる予定です。
特に、ホン博士によって数十年前に実施された画期的な研究結果は、近年、核融合に関して米国エネルギー省が達成した主要な解決策の中で、重要な役割を果たしました。 科学者は、初めて核融合反応の最中に、正味のエネルギー増加を達成しましたが、記念すべき成功の裏で寄与した核となるテクノロジーの1つは、ホン博士が行なった以前の研究に由来するものです。
ホン博士は長年にわたって、核融合における画期的な進歩から折りたたみ自転車を真の使いやすく便利な移動手段に転換することに至るまで、変化と恒常性における完璧なバランスの追求に注力してきました。
グリーントラベルへの取り組みと人生における変化の追求
ホン博士は、1972年に、世界屈指の航空宇宙技術企業である米国を拠点とするヒューズ・エアクラフトに入社し、戦術レーザーの初期開発において、極めて重要な役割を果たしました。 1970年代に繰り広げられた宇宙開発競争時には、レーザー技術分野で名高いリーダー的開発者として認められました。 ホン博士が共著した「レーザーハンドブック」は、業界に大きな影響を与え、科学界にとっての頼れる参考資料になりました。 博士による卓越した研究業績は、中国科学院を始めとする数多くの講演依頼へとつながりました。
1975年に起きた深刻な石油ショックの渦中で、車への依存を減らすように促す、より効率的な都市移動をおこなうための差し迫った必要性が明白になりました。 サステナブルな移動方法に将来的な可能性を認識しているホン博士は、公共交通機関に革命を起こすという変化を目指す使命を果たすべく行動を開始しました。 博士は、自転車運搬時のより便利な方法について、詳細な研究を始めました。 自身の本業を続けながら、自転車運搬の利便性向上を目指した綿密な研究に、7年間を費やしました。 ホン博士は、既存の折りたたみ自転車を改良して、それまで運びにくかったデザインをより使いやすい代替的なデザインに置き換えることに焦点を当てました。 博士は、折りたたみ自転車に求める重要な5つのクリティカルアスペクト(乗り心地、折りたたみやすさ、軽量、安全性、経済性)に細心の注意を払って、最適化しました。 絶え間ない卓越性の追求によって、重要な要素同士で調和のとれたバランスを達成しながら、クリティカルアスペクトの潜在性を最大限に引き出すことができました。
博士は、1982年に、現在折りたたみ自転車の大部分にプロトタイプとして使用されている最初のダホン折りたたみ自転車を国際レベルで販売開始しました。 博士は、人生の旅路で中間点に達したとき、経験豊かな航空エンジニア・物理学者としての自分の誇らしいキャリアに躊躇なく別れを告げたのです。 博士は、自身の献身がより大きな利益に貢献できるという信念に基づいて、よりよい社会実現への確固たる誓いを果たすべく、新しい道のりを歩み始めました。
その後、ホン博士は、物理学者から低炭素移動方法の情熱的な支持者、そして信念をもった環境擁護者へとキャリア転換した現代の折りたたみ自転車の生みの親として認知されるようになりました。
ダホンは、2008年に世界最大の折りたたみ自転車メーカーとしてギネス世界記録に認定され、年間生産量50万台以上を達成し、重要な金字塔を打ち立てました。
開発のネックがコラボレーティブ・イノベーションへの移行を促進
ダホンは、これまでの40年間、ホン博士が発揮する先見の明のあるリーダーシップの下で、イノベーションへの揺るぎない献身を維持しながら、比類のない製品とサービスをお客様に提供するという使命を心から追求してきました。 創設時は地味な存在から始まったダホンは、販売の面で、業界のリーダーとして目立つ存在となり、大量生産用自転車における世界的に認知されるブランドとして、同社の評判を確固たるものにしました。 ダホンは、さまざまな国で戦略的に設立された子会社と製造施設によって国際的なプレゼンスを強め、多様なグローバル市場に対応するという取り組みに尽力してきました。
ダホン折りたたみ自転車は、一般大衆の注目を集めながら、生産と販売を堅調に保ち目覚ましい成功を収めています。 それにもかかわらず、ビジネスを確立することは困難であり、確立した事業を維持することは、さらに大きな課題となります。 課題の1つには、知的財産権(IPR)保護が不十分ということがあり、結果的に、多くの競合他社がダホンの特許技術を違法的に流用しました。 これによって市場に、偽造自転車や標準以下の折りたたみ自転車が大量に流れ込み、ダホンが進めるグローバル事業に多大な影響を与えました。 このような開発のネックに直面したダホンは、著作権侵害との長引く戦いに従事するか、革命的な解決策を追求するか、という極めて重要な決断の時期に直面しました。
中国が知的財産権の保護をより重視し続ける中、ホン博士は、2019年に技術共有とデュアルブランドマーケティング戦略を実施し、業界の同業者が広く認識されているか信頼できる知的財産権を利用できるようにしました。 当対策の結果、ダホンは、これまでに40社以上の国内外の著名な自転車メーカーと安定したパートナーシップを確立し、幅広い主要ハイテクコンポーネントを提供しています。 同社の共同作業によってメーカーは、ブランド開発プロセスを合理化して、リソース割り当てを最適化し、市場での競争力を獲得できます。 ホン博士の起業家精神は、イノベーション主導のビジネスを構築し、リソース共有を通じて業界の成長を促進するという、博士の揺るぎない献身に反映されています。
2023年には、人気の自転車ブランドがすべての新しいモデルに最先端のDeltecテクノロジーを搭載するため、シングルビームフレームを備えた折りたたみ自転車の画期的な時代が到来します。 革新的なデルテックは、フレームの強度と剛性を高めて、比類のないパフォーマンスを提供します。 デルテックの優位性は、今年上海で開催されたチャイナサイクルのスピードチャレンジレースでも、デルテック搭載の自転車が、大きなホイールを搭載した自転車に勝利したことで、目に見えて実証されました。 Deltecテクノロジーを統合した場合、生産コストの増加と利益率の低下が生じる恐れがありますが、製品の差別化と継続的な改善に焦点を当てることによって、市場でのブランドがもつ主導的地位を維持する上で役立ちます。
中国政府が知的財産権の保護にますます重点を置いたことにより、ダホンの革新的な折りたたみ技術は、効率的な保護を受けています。 ホン博士が率いる同社の専任研究開発チームは、国内外の市場で、500以上の自転車特許を取得しています。 世界中で毎年販売される1億3000万台の自転車の約10%が折りたたみ自転車であり、大多数はダホンが開発した5〜6の特許技術を取り入れています。
研究開発における豊富な経験と卓越した製品品質によってダホンは、強力な技術的優位性と業界におけるリーダーの役割を実証してきました。 折りたたみ自転車のみに留まらないダホン製品ポートフォリオには、電動自転車、電動アシスト自転車、送迎ドライバー、カーボンファイバー、伸縮式自転車、練習用自転車、子供用自転車が含まれます。
さらにダホンは、業界での地位をさらに強固にするために、CITIC証券の支援を受けて、2024年に北京証券取引所に上場する予定です。
ホン博士が卓越性と起業家精神を追求していることは、長年にわたって何度も反復を繰り返していることでも明白です。
勤勉な作業の途上では、核となる使命に変化はありません
よく耳にする言葉ですが、努力は報われます。 ダホンは、過去数十年にわたって中国科学技術部から、国家ハイテク企業として認められているだけでなく、数多くの国家、大臣、省レベルの賞を受賞しています。 その他の栄誉には、台湾発明賞とユーロバイクデザインコンペティションで受賞した金メダルが含まれています。 最も注目すべきは、同社の新しいディスクブレーキ/ CURL電動自転車が、チャイナサイクルにおいて、イノベーションゴールドアワードを受賞したことです。
2023年の中国自転車・電動自転車デザインコンペティションと二輪車ファッションブランドウィークで、ダホン超軽量カーボンファイバー製折りたたみ自転車が、2023年レイトップファッション自転車リストで地位を得たと同時に、何百もの競合他社から目立ったことで、金賞を受賞しました。
ホン博士は、2021年にチャイナバイシクル(China Bicycle)誌の表紙に掲載され、2022年のCCTVのTV番組並外れた職人の独占インタビューに答えました。
ホン博士は、これらの称賛を獲得しながら、「人々に奉仕する」という当初からの使命に尽力し続けています。
ホン博士の慈善活動には、Zhejiang Xinhua Compassion Education Foundationの「真珠への希望(Hope for Pearl)」プログラムへの積極的な参加が含まれます。 博士は、過去10年間、プログラムを通じて、200人以上の不遇な「真珠の学生」に経済的支援を提供し、環境保護を考慮する公共サービスを通じて、愛と暖かさを広めながら、高等教育に進む原動力を与えてきました。
博士は、注目に値する80年の生涯を通して、物理学者から環境擁護者、発明家、そして慈善家へと進化しました。 博士が経験した数多くの変容は、同氏の高貴な性格と、無私の愛と思いやりを持って社会に奉仕することへの揺るぎない献身を強調しています。
ダホンは、今後もテクノロジー、ファッション、環境保護、利便性を中心に展開するホン博士のビジネス哲学を心から大切にしていく所存です。 同社は引き続きイノベーションを促進し、専門知識を共有し、サステナブルな移動方法分野でリーダー的存在になれるよう尽力していきます。
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