CGTN：中国とスペインは50年の間で深い友好関係を築き、共同繁栄を達成

北京、2023年4月4日/PRNewswire/ -- 中国の習近平国家主席とスペインのペドロ・サンチェス首相は金曜日、世界平和と経済協力に関する主要議題について話し合いました。両氏は中国とスペインが多国間主義を堅持し、世界平和を守り、対話と協力を通じて様々なグローバル課題に対処していくべきだということで一致しました。

サンチェス氏は、外交関係樹立50周年記念事業の一環として中国を訪問しました。ハイレベル会合の前には、中国南部の海南省で開催されたボアオ・アジア・フォーラムにも出席しました。

過去の50年間、中国とスペインは頻繁なハイレベル会合や人的交流を通じて深い友好関係を築き、両国間の貿易額を2017年の320億ユーロ（約348億ドル）から2022年の577億ユーロ（約629億ドル）へとほぼ倍増し、大きく拡大しました。

対話と協力を通じたグローバル課題の解決

習氏は、スペインが中国とEUの対話と協力の推進において積極的な役割を果たし、双方が独立、相互尊重、互恵の精神で包括的な対話と協力を実施できることを期待していると表明しました。

スペインは7月に輪番制のEU議長国を引き継ぐ準備を進めており、理事会の作業を調整し、他の加盟国と協力して外交問題で共通の立場を打ち出す責任を負うようになります。

習氏は金曜日の会合で、「中国とEUの関係の健全な発展には、EUが戦略的独立の堅持が必要です。中国とEUは、国際秩序を守り、国際紛争の平和的解決を提唱するという多くの共通点を有しており、両者は協力を通じてグローバルな課題への対処を強化できます」と述べました。

サンチェス氏は、今日の世界は不確実性に満ちており、協力によってのみ、より効果的に様々な課題に対処し、世界の平和と発展を促進することができる、という点で合意しました。

両氏はウクライナ危機についても触れました。中国は一貫してウクライナ危機の和平交渉と政治解決を推進し、関係者が冷戦思考と陣営対立を捨てて、極端な制裁を放棄することを望んでいます。

習氏は、「関係者が対話と協議を通じてバランスのとれた、効果的で持続可能な欧州の安全保障の枠組みを構築できることを望んでいます」と述べました。

サンチェス氏は、この問題に対するスペインの立場を紹介し、2月に発表された中国の12点のウクライナ危機に対するポジションペーパーについて肯定的に語っていました。また、ウクライナ危機の政治的解決に向けた中国の建設的な役割を高く評価しました。

広範囲の経済協力

中国は質の高い発展を通じて現代化と中華民族の偉大な復興を実現し、スペインやその他の国々により広い市場空間とより多くの協力機会を提供できます。

習氏は互恵協力の重要性を強調し、戦略的かつ長期的な観点から二国間関係を計画し、主権、安全、発展といった核心的利益に関する重要な問題で互いに支援するべきだと述べました。

また、両国の発展戦略を相乗させるために、中国とスペインは協力の潜在力を引き出す必要があると述べました。さらに、中国はスペインからより多くの高品質な製品を輸入することを希望しており、スペインが中国企業に公平公正なビジネス環境を提供することを望んでいると付け加えました。

サンチェス氏は、スペインは中国と率直なコミュニケーションを保ち、特に電気自動車、グリーンエネルギー、デジタル経済の分野での互恵協力を深めることを望んでいると述べ、また、気候変動などの国際的・地域的な問題についても、中国とスペインが意思疎通と協力の強化を希望していると述べました。

スペインは間もなく輪番制のEU議長国を引き継ぎます。サンチェス氏は、これからの中国とEUの対話と協力の促進においてスペインが積極的な役割を果たしたと述べました。

近年、中国とスペインの二国間貿易は安定した成長を維持し、強い回復力と活力を示しています。中国は現在、スペインのEU域外における最大の貿易相手国であり、スペインは中国のEU域内における第6位の貿易相手国です。

公式データによると、2022年2月まで、スペインの対中投資総額は38億ユーロを突破し、790社以上の会社が中国に設立され、その一方、中国企業は2016年から2020年までに160億ユーロをスペインに投資しました。

https://news.cgtn.com/news/2023-03-31/Chinese-President-Xi-Jinping-meets-Spanish-Prime-Minister-Pedro-Sanchez-1iCPo5yhr4A/index.html