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  • 都会でできない時間の過ごし方を 沖縄県が「沖縄ワーケーション実証体験」レポートを報告

  • 2023/03/16 0:00 公開  編集部
  •  沖縄県では、コロナ禍の新たな沖縄観光の在り方を考慮する中、リモートワーク等に象徴される「働き方」や「生活様式」が大きく変化する社会状況を加味し、長期滞在型で沖縄に滞在して頂くために新たな観光ツールとして「沖縄ワーケーション促進事業」を実施しております。

     2022年11月に開催した有識者や起業家が沖縄をウェルビーイング(心身の健康や幸福)の拠点にするための取り組みを紹介した「ワーケーション会議 in 沖縄Next」(沖縄県名護市)には400人を超えるオンライン視聴者が参加し、その反響の大きさから沖縄ワーケーションへの期待や手ごたえを実感いたしました。

     また、首都圏で企業の働き方や社員のwell‐Beingを研究・勉強する8社の企業の従業員に協力を頂き実施した「沖縄ワーケーション実証体験」(2022年10月)について、レポートをまとめさせて頂きました。心身の健康を保ち豊かさを実感できる生き方の指針としての「ウェルビーイング well-being」の考え方は、コロナ禍において日本ではますます注目を集め、今後は個人にまで浸透する概念であると注目されています。

    都会でできない時間の過ごし方を 沖縄県が「沖縄ワーケーション実証体験」レポートを報告


    ■沖縄ワーケーション実証体験概要

    ●日程:2022年10月17日(月)~19日(水) 2泊3日

    ●旅程:
    10月17日(月) ①シンボリックアクション勉強会(ガンガラーの谷)②夕食(那覇市)
    10月18日(火) ①各自ワーケーション ②聖地リトリートを琉球セラピストがご案内 ③夕食&地域芸能(南城市)
    10月19日(水) ①琉球薬膳料理、ブルーゾーン料理の講座(那覇市)

    ●参加企業:MS&ADインターリスク総研、住友生命、デロイトトーマツグループ、日本経済新聞社、丸井グループパーソルホールディングス、三井不動産、三井住友トラストホールディングス

    ●参加人数:20代~50代の男女23人

    ●実証体験の結果:
    ・「沖縄は、バケーションやリゾートのイメージが強かった期待が大きかったが、健康食も体験でき、社内のコミュニケーションも良くなった上に参加した企業同士の繋がりが強くなり、東京に帰ってきても、連絡を取り合うなど特別な関係が構築できた」(40代女性管理職)
    ・「沖縄に滞在しながら、会議など仕事をしていると、5分の休憩でも非日常なリフレッシュができ、仕事がはかどった」 (30代IT系男性)
    ・「沖縄にはより良く生きている地元の人のおおらかさを感じられ、現代社会に不足している“つながり”がある。 社会のニーズである、well‐Beingは沖縄が聖地だと言っても過言ではない」(40代管理職男性)
    ・「プログラム全体を通して、Personal Well-beingに資するものとして、⾃分に向き合うことによって得られるもの、他者との対話により得られるものがあると気が付いた。沖縄は両⽅を体感することができ、とても有意義だった」(30代女性会社員)
    ・「沖縄がアジア唯一、世界五大長寿領域“ブルーゾーン”の一つと初めて知ったが、大らかで幸せそうな地元の人々に触れ合い本質的なWell‐beingが沖縄にはあると感じた」(50代男性管理職)

     

    Q:ワーケーション滞在先を選ぶ時、何を重視しますか︖

    都会でできない時間の過ごし方を 沖縄県が「沖縄ワーケーション実証体験」レポートを報告

    参加者の多くがワーケーションの滞在地として重視するのはWi-Fiなどの設備環境だけではなく「都会でできない時間の過ごし方」、「リフレッシュ/気分が転換できる」、「食や体験を通して健康になれる」など精神的なメリットを重視する声が多かった。

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