第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区)は、0~2歳の子どもを持つ現役パパ・ママを対象に、「育児に関する世代間ギャップ」に関する意識および実態調査を行いました。その結果、8割以上が育児に関する世代間ギャップを感じ、教育、食事、スキンケアなど、様々なカテゴリーで祖父母世代の価値観に戸惑いがあることが分かりました。
1.育児の考え方において世代間ギャップを感じる人が多数
育児の情報は、SNSに次いで自身の親や祖父母、ママ友・パパ友から影響を受ける人が多い
育児に関する情報源として影響が大きいものを聞いたところ、「SNS」が一番多く、次いで「自身の親や祖父母」、「ママ友・パパ友」となっており、SNSに加えて身近な存在から情報を得ていることがうかがえます《グラフ1》。
8割以上が育児の考え方において世代間でのギャップを感じている
「教育」「食事」が半数以上、「スキンケア」に関しても約3人に1人はギャップを感じている。現役パパ・ママの8割以上(84.9%)が育児の考え方において世代間でのギャップを感じていました《グラフ2》。どのようなことでギャップを感じるか聞いたところ、「教育」「食事」「スキンシップ」という回答が多く、「スキンケア」に関しても、約3人に1人がギャップを感じていることが分かりました《グラフ3》。
約7割が、「生後間もないうちからの保湿ケアが大切」と考えながらも世代間ギャップを感じている
「スキンケア」「オーラルケア」「スキンシップ」の3つのカテゴリーについて、具体例を挙げて世代間ギャップの有無を調査したところ、いずれも世代間ギャップを感じている人が7割以上という結果となりました《グラフ4》。また、ギャップを感じている現役パパ・ママに考え方を聞いたところ、「生後間もないうちからの保湿ケアが大切」「スプーンや箸の共有でむし歯菌が移る」「抱っこは大事なコミュニケーション」と考えている人が多くを占め、7割以上に上りました《グラフ5》。
さらに、自身の親・祖父母との育児における世代間ギャップについて自由回答を求めたところ、理解できないなど困惑がある中、情報量が多すぎる現代の育児より昔のおおらかな考え方を尊重する意見もありました。そのほか、授乳や父親の育児参加など、多岐にわたる声が寄せられました。
<世代間ギャップ有り>
・早いうちから保湿をしっかりすることで、強い肌にしていくという考えが親世代にはなかった(20代女性)
・なんでも食べ物を自分のお箸で与えようとすることがあり、虫歯を防ぐためにしないでほしい(30代男性)
・泣いたら直ぐに抱っこする両親に対し、「甘え泣き」なら自分で泣き止むよう様子を見たりする(40代女性)
・育児を誰がやるのか。私はすすんで家事も育児もするが・・・(30代男性)
<世代間ギャップ無し>
・父母世代は、ともかく大雑把でおおらか。我々は情報過多な気がする(40代男性)
・時代によってやり方は変わると理解してくれている(20代女性)
2.現役パパ・ママは子どもの肌に対する関心が高く、意識も高い
現役パパ・ママに聞いた子どもの肌悩み1位は「乾燥」(約4割)。次いで「あせも」が多く、季節を問わず様々な悩みを抱えている
世代間ギャップ上位に入るスキンケアに関連して、現役パパ・ママに子どもの肌悩みについて聞いたところ、「乾燥」の悩みが約4割(40.9%)を占めました。次いで、「あせも」、「おむつかぶれ」となり、季節を問わず様々な悩みを抱えていることがうかがえます《グラフ6》。
9割以上は早めのスキンケアを心掛けており、「新生児から」始める人が7割以上
子どものスキンケア開始時期を聞いたところ、新生児から2歳頃までに始めるパパ・ママが9割以上となり、早めのスキンケアを心掛けていることがうかがえます。中でも「新生児から」始める人が全体の7割以上(71.4%)と大半を占めており、より早めにスキンケアを始める傾向にあります《グラフ7》。
保湿剤の選定基準は「価格」よりも「保湿力」や「低刺激性」を重視
保湿剤の選定基準として、最も多かった理由は「保湿力」で、次いで「低刺激性処方」という結果となりました。現役パパ・ママは、「価格」よりも「保湿力」や「低刺激性処方」など、“機能性”を重視している傾向が見られます《グラフ8》。
ー調査概要ー
・実施時期:2022年6月8日(水)~9日(木)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:0~2歳の子どもを持つ現役親世代の男女 518名
※図の構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合があります。